境内には本殿の他に末社として、塞神社、愛宕神社、稲荷神社、水神社、琴毘羅神社があります。北側には、「摂取庵」と呼ばれる浄土宗の堂があり、鎌倉時代末期の木造地蔵菩薩立像(像高91cm)が安置されています。
この地蔵像は、地元に伝わる「子安地蔵縁起」によれば、嘉禄年中(1225-1227)、恵心僧都作として伝えられ、江州(滋賀県)堅田で子安地蔵として祀られてきたものが、有縁の地である長田村へ移されたことがわかります。地蔵像及び子安地蔵縁起ともに、この地の歴史を伝える文化財として昭和49年3月25日に東大阪市文化財保護条例により有形文化財に指定されています。